『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』など、日本のRPGの歴史を築いた初期作品が生まれた時代。

それをリアルタイムで経験していない世代の自分には、もはや「伝説」として聞いたことがあるレベルのゲームが、『Wizardly(ウィザードリィ)』。

興味はあるし、触れるものなら触ってみたい。けど、そんな機会は、訪れないかもしれない。と思っていました。

でも、今、遊べるんです!

ウィザードリィが、来年Switchで遊べる

東京ゲームショウ2024を探索している途中、ハピネットブースに展示されていたのは、『ウィザードリィ外伝 五つの試練』。

2006年に発売されたPCゲームで、ウィザードリィシリーズの外伝作品です。2021年にSteamでの販売が始まり、来年1月30日に、Nintendo Switch版が発売されることになりました。

そもそもウィザードリィとは、1981年に発売された、Apple II向けの3DダンジョンRPG。その後に生まれた、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどのゲームに大きな影響を与えたといわれ、まさにRPGの礎を築いたタイトルとして、多くのゲームファンに知られています。

え!ウィザードリィって今のゲーム機でのタイトルが出てるの!という驚きと共に、見覚えのある白い線だけで描かれたダンジョン画面が。すごい、見たことあるやつ!

白黒で描かれたダンジョンを進む、ストイックなゲームプレイ

というわけで『ウィザードリィ外伝 五つの試練』を、試遊させてもらいました。

酒場でパーティーを作ったら、ダンジョンへ。グリッド状の通路を移動し、発生するイベントをこなしていきます。敵に遭遇すれば、シンプルなコマンド入力で戦うターン制バトルが始まります。

ゲームは、ダンジョンを進む、敵と戦う、本当にこれだけ。UIも含めて、現代のゲームとは比べようもないほどにシンプル。ただ、自分のような往年のゲームを知らない世代だからこそ、まるで教科書を読むかの如く、遊んでみたいと興味を惹かれます。このストイックな作りにこそ、ゲームの根源的な面白さが詰まっているんじゃないかと、試遊ですがその魅力がビンビン伝わってくる...!

ちなみに本作、ゲームプレイ環境のカスタマイズの幅がすごい。初代を彷彿とさせるモノクロUIだけでなく、3Dのカラーに変更することも可能。

他にも、呪文をコマンド選択するのではなく、実際に文字を打ち込む形に変えることもできるというこだわりっぷり。開発陣の、オリジナル作品への愛を感じます。

初代のフル3Dリメイク版も販売されてます

ウィザードリィには興味があるけど、もう少し馴染みやすい方がいいと感じる人も多いでしょう。そんな人には、本ブースの横で展示されていた、『Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord』がいいかもしれません。

こちらは、第一作目のウィザードリィのフル3Dリメイク版。確かに遥かに馴染みのあるグラフィックで遊びやすい。Switch、PS4/PS5、Xbox、Steam版があります。

いまだにシリーズ作品がリリースし続けられているなんて、ウィザードリィって本当にすごいゲームなんだなぁ。現代でも感じられるゲームの歴史、来年のSwitch版、買うと決めました。