チェルシーで成長続けるパルマー photo/Getty Images

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プレミアリーグ第6節でブライトンを相手に4-2の勝利を収めたチェルシー。この試合、圧巻の活躍を見せたのがイングランド代表MFコール・パルマー(22)だ。

先制点を許し、1点ビハインドの中、迎えた21分。相手のミスをついたニコラス・ジャクソンからのパスを冷静に沈めると、28分には得意のPKを決めて2点目をマーク。止まらないパルマーは31分に芸術的なFK、41分には抜け出しからニアをぶち抜き、前半だけで4ゴールをマーク。前半だけで4ゴールを決めたプレミアリーグ初の選手になったという。

まさに「パルマー劇場」といった圧巻の活躍を見せたチェルシーのエース。アーセナルのOBセオ・ウォルコット氏は試合後、英『BBC』にて「彼はベルカンプやファン・ペルシーのような巧みさを少し持っている」と、2人のプレミアレジェンドの名前を出して絶賛。さらに同氏はパルマーのパフォーマンスに「言葉を失った」と話し、このように続けた。

「彼はチェルシーで成長し、今ではチームの中心選手である。どのチームでも彼を外すことはできない。イングランド代表でもそうだ。彼はとても才能があり、周囲から畏敬の念を持たれるので、選手たちは彼を恐れるだろう。このままいけば、プレミアリーグの伝説になるだろう」

昨夏に幼少期から所属していたマンチェスター・シティを離れ、チェルシーへ移籍したパルマー。加入1年目の昨季はリーグ戦34試合で22ゴール11アシストを記録し、大ブレイクを果たした。パルマーへのマークが厳しくなると予想された今シーズンもこの数字をキープすることは難しいと考えられていたが、ここまでリーグ戦6試合で6ゴール4アシストと、この才能は止まることを知らない。

シティ時代からその才能は注目を集めていたが、今や現プレミアリーグ最高の選手の1人となりつつある。