大谷翔平【写真:ロイター】

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大谷は残る1戦、3冠王の可能性残す

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発し、5打数2安打1四球1盗塁で13-2の大勝に貢献した。打率は.310に上昇。最終戦での逆転3冠王へ望みを繋いだ。

 大谷は初回の第1打席に右翼フェンスに直撃するシングルヒット、6回の第4打席でも右前打を放った。5打数2安打で打率は.309から.310に上昇。打率.314でリーグトップに立つパドレスのアラエスはこの日出場せず、その差は4厘に縮まった。

 大谷はこれで632打数196安打。アラエスは634打数199安打で、細かく見ると打率.31388だ。最終戦も欠場すると仮定すれば、大谷は3打数3安打でも打率.31338となり及ばない。つまり、4安打が最低条件となる。4打数4安打だと636打数200安打で.3144、5打数4安打でも.31397で上回る。6打数4安打になると.31347となり届かない。

 米スポーツ専門局「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者は自身のXでアラエスが出場した場合を想定。途中交代すると予想し、仮に2打数無安打になった場合は打率.312893になると記した。その上で、大谷が4打数3安打とすれば打数も安打数もアラエスと同じとなり、2人が並ぶことを示している。

 リーグダントツの54本塁打、130打点の2冠はほぼ確実。逆転の3冠王へ、最終戦で固め打ちを披露することができるだろうか。

(THE ANSWER編集部)