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『スター・トレック』ケルヴィン・タイムラインの最終章となるシリーズ第4作は、長きにわたって紆余曲折を経てきた企画だ。2024年3月に脚本家が「フライト・アテンダント」のスティーブ・ヨッキーにし、現在は脚本開発のさなかとみられる。そんななか、前3作でスポック役を演じたザカリー・クイントが復帰への想いを語った。

米にて、クイントは「『スター・トレック』が素晴らしいのは、無限のユニバースだということです。テレビ番組や(シリーズの)ストーリー、登場人物、タイムラインを見てください。なんでもできますよね。それがシリーズの醍醐味であり、55年~60年も続いている理由です」と熱弁。「(復帰に)僕は前向きですよ。ぜひやりたいですね、絶対にやりたい」

スポック役をクイントが演じたのは『スター・トレック BEYOND』(2016)が最後だから、まもなく10年の節目が見えてくる。しかし、クイントは「オリジナルのキャストは数十年間、50~60代になっても映画に出ていましたよね」といい、変わらぬやる気を示した。

「ストーリーは違うかもしれないし、他の惑星ではそれほど速く走れないかもしれないけど、どんなことでもできるんじゃないかな。時間が経った後に作品に戻って、まったく異なる視点や新しい観点から作品との関係を育めることほど、アーティストとしてやりがいのあることはないと思います。」

クイントが指摘したように、オリジナル版「スター・トレック/宇宙大作戦」(1966~1969)に出演したウィリアム・シャトナーや故レナード・ニモイら主要キャストは、何十年にもわたって映画やテレビシリーズに参加してレジェンドとなった。2020年、クイントは「映画版がまた実現するんじゃないかという期待や確信からは身を引きました。[中略]実現するまで待ち続けるつもりもありません」とが、心境はすでに変化しているようだ。

映画『スター・トレック』第4作(タイトル未定)の公開時期は未定。クイントが望むように、近いうちに撮影が開始され、ケルヴィン・タイムラインの物語が完結することを期待したい。

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