◆米大リーグ ロッキーズ2―13ドジャース(28日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が28日(日本時間29日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。6回に日本人選手最多をさらに更新する58個目の盗塁をマークした。7月22日の失敗を最後に、35回連続成功となった。

 この日は5回先頭の第3打席に四球を選び、一度は二盗が記録されたが、後にボークだったと記録が訂正された。それでも、6回先頭の第4打席で右前打を放ち、二盗を決めて今季58盗塁とした。

 MLB公式サイトのS・ラングス記者によると、同一シーズンによる35回連続盗塁成功は史上4位タイ。日本人選手では06年のイチロー(マリナーズ)が39回連続成功で2位にランクインしており、1989年のV・コールマン(カージナルス)の44回が最多記録となっている。

 また、1か月間で10本塁打&10盗塁以上を同一シーズンで2度記録した時点でメジャー史上初の快挙ではあったが、12本塁打、15盗塁の8月に続き、9月も10本塁打、15盗塁。1か月での「10―15」は史上3度目のことで、そのうち2度が大谷という“異常事態”となっている。

 この日は5打数2安打で打率3割1分に上げた。本塁打、打点の2冠は決定的な状況で、打率もトップのアラエス(パドレス)とは4厘差。29日(同30日)のレギュラーシーズン最終戦で3冠王を目指す。