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 ◇ナ・リーグ ドジャース 13―2 ロッキーズ(2024年9月28日 デンバー)

 ドジャースの山本由伸投手(26)が28日(日本時間29日)、敵地でのロッキーズ戦に先発。5回4安打無四球6奪三振2失点と好投し、6月1日の同戦以来119日ぶりに今季7勝目をマークした。

 右肩故障から復帰後4度目の登板は、前回22日(同23日)に3回4失点で降板を強いられた相手との再戦。1回にいきなり2本のポテンヒットと不運が続き、犠飛で先制を許した。標高約1600メートルでボールが他球場より飛ぶ“打者天国”で、3回には2番・トーバーにカットボールを左中間スタンドまで429フィート(約130.8メートル)も飛ばされるソロ本塁打を浴びた。

 しかし、2点目を失ってからは出塁を許さなかった。打者7人のうちスライダーとスプリットで4人から三振を奪い、4、5回はいずれも3者凡退。5回を抑えるとサムズアップのポーズを見せた。この時点で8-2とリードしており、71球での交代となった。

 風邪のような症状で熱も少しあったという24日(同25日)は練習を欠席。ロバーツ監督は試合前に「由伸の体調は100%ではないだろうが、ここ数日で良くなった」と話す一方、「恐らく山本とフラーティが地区シリーズで先発するだろう」と明言した。現状ではパドレス―ブレーブスの勝者との対戦になる地区シリーズ初戦は10月5日(同10月6日)。レギュラーシーズン最終登板で、負けられない戦いが続くポストシーズンへ手応えを得た。

 ▼山本 初回から失点してしまったが、後半になるに連れてしっかり自分のピッチングができたのでよかった、変化球が特に決まってなかったので、コーチとミュニケーションを取りながら少しずつ修正して、後半は変化球も決まり自分のリズムで投げられた。10月に入ったら本当に負けられない試合が始まるので、今日は本当にいい手応えを感じられるピッチングだったと思う。