会見では、同馬の治療に使用(9月21日〜25日)された吸入器の写真も公開された

 JRA(日本中央競馬会)は16日、仏GI・凱旋門賞3着のディープインパクト(栗東・池江泰郎、牡4)から禁止薬物が検出されたことに対し、フランスギャロ審査委員会から通達された裁定と処分の内容を説明するため、東京・港区の六本木事務所で記者会見を行った。

 会見で発表された裁定と処分は、池江泰郎調教師に対し、最高額の制裁金1万5000ユーロ(約227万円)、凱旋門賞の失格、3着の賞金剥奪という内容。同馬は禁止薬物であるイプラトロピウム(気管支を広げる薬)が検出され、その後、別の検査でも同様の薬物が検出。仏競馬を統轄する機関であるフランスギャロと日本側の機関JRAは、出走に関する責任を持つ池江泰郎調教師や池江調教助手、通訳などの関係者から事情を聴き、審査していた。

 フランスと同時に本日発表された広報文は以下のとおり。

フランスギャロ広報発表文/2006年11月16日
アンリ・プレ
フランスギャロ審判部長

2006年11月15日、フランスギャロ審査委員会は、10月1日にロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞で3着となったディープインパクト号の事案を審査した。レース後に採取した同馬の検体を分析した結果イプラトロピウムが検出された。これは同馬を治療するための一連の処置において使用されたものである。

フランスギャロ審査委員会は3着入着したディープインパクト号を失格とすることとした。

これによって同競走の着順は次のとおりとなった。

1着レイルリンク、2着プライド、3着ハリケーンラン、4着ベストネーム、5着アイリッシュウェルズ、6着シックスティーズアイコン、7着シロッコ

池江泰郎調教師に対しては、管理馬を保護するための十分な措置をとらなかったこと、及び明らかとなった規律違反を回避するための十分な措置をとらなかったことにより、最高額の15,000ユーロの制裁金を科した。