【スプリンターズS/馬場情報】高速決着が濃厚も傾向に変化 持ち時計上位の「差し」が大穴候補

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第58回スプリンターズS(GI、芝1200m)が行われる中山競馬場の馬場情報が29日、JRAより発表された。中山は芝・ダートともに「良」でスタート。
芝のクッション値「10.1/やや硬め」は前日「9.4/標準」よりやや硬化し、カンナS・2歳オープン(エコロジーク)で1分7秒2レコードが出た前週土曜が「10.2/やや硬め」なのでそれに近い状態だ。

■土曜芝1200mは「差し」が勝利

先週まで超高速馬場だったが、金曜に降雨があったことで良発表とはいえ、土曜開催は変化が見られ、2Rの2歳未勝利(ラトルシェ)は道中6番手で内ラチから4頭目付近を通っての差し切り勝ち。芝1200m1分9秒4と時計の掛かる状況だった。
土曜中山10Rの茨城新聞杯・3歳上2勝クラス(ハピネスアゲン)も道中7番手追走で内ラチから4頭目付近を通っての差し切り。ただ馬場が乾いたため、時計は芝1200m1分7秒9と前年の同条件(勝浦特別)より1秒3も速い。スプリンターズSは昨年(ママコチャ)が1分8秒0。この時の芝のクッション値は「8.8/標準」で今年のほうが硬く、レコードに迫る決着が予想される。
土曜に施行された上記の芝1200m2鞍は差し馬が台頭したため、スプリンターズSでも「差し」を警戒したい。中山芝1200mで1分6秒8と持ち時計メンバー1位でルメール騎乗ヴェントヴォーチェが台頭する可能性もありそうだ。

2024年スプリンターズS(9月29日)

含水率
┗ゴール前=芝13.7%|ダ5.1%
┗4コーナー=芝14.1%|ダ4.6%
芝のクッション値=10.1[やや硬め]

2023年スプリンターズS(10月1日)

┗ゴール前=芝13.3%|ダ4.9%
┗4コーナー=芝14.1%|ダ2.7%
芝のクッション値=8.8[標準]

2022年スプリンターズS(10月2日)

含水率
┗ゴール前=芝11.0%|ダ1.9%
┗4コーナー=芝12.0%|ダ1.6%
芝のクッション値=8.9[標準]