広島の選手に抗議する町田の黒田監督(中央)=撮影・畠山賢大

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 「明治安田J1、広島2−0町田」(28日、エディオンピースウイング広島)

 2位・町田が、得失点差で首位に立つ広島との直接対決に完敗。3位に後退した。

 前半3分に広島DF中野の右からのクロスをFWパシエンシアに右足で合わされて先制点を献上。さらに前半23分には再び右からの中野のクロスをFW加藤に左足でゴールへ流し込まれた。

 町田・黒田監督は「終わって見れば立ち上がりの悪さ、そこで失点してしまったことが全て。前半のクロスの対応があまりにも悪すぎた。広島さんが一枚上手だった」と広島の攻撃に脱帽だ。

 その上で、前半20分過ぎに町田が設置したロングスロー用のタオルを、広島の控え選手が回収したり、水でぬらすなどしたことに触れ「もちろん抗議はしますけど、やられ放題ではね。反スポーツ的行為に値する。これはちょっとやってはいけない」と広島側の行為を批判した。

 「正々堂々やってほしい。ロングスローがあるなら守備で阻止してほしい。相手チームが用意したものに害を加えるのは良くない。チームが用意したものに対しては手を触れない。相手のサブのゴールキーパーだと思いますけど、その辺は管理してほしい」と話した。