宮台真司氏(2022年9月撮影)

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元都立大教授で社会学者の宮台真司氏(65)が28日、X(旧ツイッター)を更新。27日深夜放送回で地上波ラストとなったジャーナリスト田原総一朗氏(90)が司会を務めるテレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ」について言及した。

同番組は10月からはBS朝日に移行し、毎月最終日日曜午後7時からの2時間枠となる。宮台氏は自身が出演した番組について「やっとかよ。クソつまんねえのに、よく続けてこられたな。諦めるのが遅いんだよ」と書き出した。続けて「−−という気持ちがありつつ、観客も含めてスタジオに微熱感が満ちていた90年代半ばから後半に、毎月のように田原さんが僕を呼び、宮台・対・全員という異例の仕切りを続けていただくことなしに、今の僕はありませんでした。どうもありがとうございました」と感謝した。

宮台氏の投稿に対し「あの頃みたいに主張にパッションがない 視聴者にも」「学生時代、その微熱感に目を真っ赤にして画面に見入っていました。かつては本当に舌戦が鋭くかつ個々の面々も舌鋒鋭いというのが印象的でした。今は知りませんが」「でも、俺みたいのでも西部先生みたいの知れたのはあの番組のおかげだし、宮台先生でんのか、じゃ、見るかって(笑)お酒とつまみ用意して待機したのとか、いい思い出w」などと書き込まれていた。

同番組は1987年(昭62)4月にスタート。放送開始から38年目となり、昭和、平成、令和の3時代をまたいできた。放送回数も6月28日放送分まで446回を数える長寿番組となっている。これまで、内閣や安全保障、憲法といった国内政治から、アメリカ、中国、北朝鮮などの国際情勢、宗教、IT、少年犯罪など多岐にわたるテーマを、時代のキーマンたちとともに、熱い議論を展開してきた。