自民党総裁選は２７日投開票され、決選投票の結果、石破茂元幹事長が新しい総裁に選ばれました。今回初めて総裁選に臨んだ衆院栃木５区選出の茂木敏充幹事長は及びませんでした。

史上最多の９人が立候補した今回の総裁選は、１回目の投票で過半数に達した候補者はなく上位２人による決選投票の結果、石破氏が２１５票、高市早苗経済安全保障担当大臣が１９４票で、石破氏が第２８代の総裁に選ばれました。

一方、県内では自民党県連が今回、党員と党友合わせて１万８５５５人に投票用紙を発送しました。県内の投票率は７１．５１％で前回に比べておよそ３ポイント高くなりました。

開票の結果、県内では茂木氏が７２２４票を獲得してトップ、次いで、石破氏が２０４８票、高市氏が１９６１票、小泉進次郎氏が１４２２票と続きました。茂木氏の全体の得票は、９人中６番目で「栃木から総理を」の願いは今回は叶いませんでした。

石破氏が新しい総裁に選出されたことを受けて福田富一知事は「地方の意見をしっかり受け止め、人口減少対策や地域経済の活性化に積極的に取り組むことを期待する」とコメントしました。一方、茂木氏が敗れたことには「日本のかじ取りを担って欲しかった」と残念がりました。

石破氏は来月１日に召集される臨時国会で岸田総理大臣の後継となる第１０２代総理に指名されます。