チェルシーで監督を務めたポッター氏。ビッグクラブ初挑戦で成功は掴めなかった。(C)Getty Images

写真拡大

 グレアム・ポッター氏が、チェルシーでの監督時代について、初めて公の場で語った。英メディア『talkSPORT』が伝えている。

 現在49歳のポッター氏は、2022年9月にブライトンからチェルシーへステップアップ。自身初のビッグクラブでの指揮となったが、成績不振により、翌年4月に解任された。

 それ以来、フリーの状態が続くなか、『Daily Telegraph』のインタビューで1年足らずの在任期間に言及。今感じる率直な想いをこう明かした。

「ある意味、悲嘆のプロセスに似ているね。時が経てば回復する。自分を責めないようにしなければならないが、全てを他人のせいにはできない。正しいバランスを見つけないと。私はブライトンから引き抜かれて結んだ5年契約の7か月でクビになった。だから人間的なレベルで対処しなければならない部分がある。

 最初の半年は大変だったよ。あのような機会を得るために、本当に懸命に働いたからね。それ(チェルシーの監督)が唯一のチャンスだったとは思わない。ブライトンを去る時は、本当に良い立場にいたからね。正しい選択が重要だった。間違ったものを選んだわけではないよ。ただ上手くいかなかったんだ。後悔もしていない。だけど、誰でも職を失うと、フラストレーションや怒り、そして多分苦い思いをするものだ」
【画像】まさにスタジアムの華!ワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介!
 2022-23シーズンは途中でカタール・ワールドカップが開催された分、かなりの過密日程を強いられた。ポッター氏は怒涛の期間を「紛れもなく嵐のようだった」と表現した。

「ワールドカップ前の6週間で14試合。まるで洗濯機の中にいるようだった。スタッフ内でもそう言っていたよ。試合が続いて、準備期間も何もなかったからね」

 夢半ばでロンドンを去ったポッター氏。監督キャリアを再構築し、強豪や名門でリベンジを果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部