共済金目当てで知人男性を川に転落させ殺害したとして、大阪府警捜査1課は27日、殺人容疑で、富田林市彼方の無職井上司容疑者(61)を逮捕した。

 容疑を否認し、「殺していない」などと話しているという。

 男性は生命共済に加入し、井上容疑者が受取人になっていた。同課は死亡共済金目的で殺害した可能性があるとみて捜査を進める。

 逮捕容疑は、昨年12月4日ごろ、重量計7キロのダンベルなどが入ったリュックを背負った八尾市の無職池田明弘さん=当時(63)=を何らかの方法で川に転落させ、水死させた疑い。

 同課によると、池田さんが転落したとみられる場所は柏原市の大和川の河川敷。同月15日午後3時10分ごろ、川の中で死亡しているのが見つかった。発見時、井上容疑者が購入したダンベルや足首に巻く重りが入ったリュックを背負った状態だった。