地区優勝を決め、シャンパンファイトを楽しむ大谷（右）と山本（２６日）＝代表撮影

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　【ロサンゼルス＝帯津智昭】米大リーグ・ドジャースは２６日（日本時間２７日）、３年連続のナ・リーグ西地区優勝を決めた。

　今季加入した大谷翔平にとっては、メジャー７年目で初の地区優勝。１番指名打者（ＤＨ）で出場した本拠地ロサンゼルスでのパドレス戦で、２―２の七回に勝ち越しの右前適時打を放ち、７―２で逆転勝ちに貢献した。

　「今日、決めるんだという気持ちでもちろん来たし、その通りになってすごくうれしい」。勝てば地区優勝が決まるパドレス戦。歓喜の瞬間を迎えると、大谷は両手を突き上げた。

　試合後、球場のクラブハウスで恒例のシャンパンファイトが行われた。メジャーで初めて参加した大谷は仲間たちとシャンパンやビールをかけ合い、「最高でしたね。あとまだまだ何回もできるように、今シーズンもまだまだあるので頑張りたい」と笑顔を見せた。

　七回の勝ち越し打は、左腕スコットの外角高めのスライダーをとらえたものだった。「ヒットを打つことだけを考えて、他の打席と変えずに自分の打席に集中しようとしていった」と振り返った。本拠地で地区優勝を決め、「僕らももちろん特別だし、ファンの人が何より特別じゃないかなと思う。そういう瞬間を迎えることができて、ファンの人たちにとっても僕たちにとっても最高だった」と喜んだ。

　移籍１年目の山本由伸も仲間からビールをかけられ、「最高にうれしい。（右肩を痛めて）僕は半分ぐらいリハビリだったので、その間もチームメートが勝ちを積み重ねてくれた。本当にチームメートに感謝です」と興奮気味に話し、「（プレーオフでは）とにかく少しでもチームに貢献できるように全力で頑張る」と力を込めた。