9月27日、自民党総裁選挙がおこなわれた。1回めの投票では、高市氏181票、石破氏154票で決選投票に。2回めの投票では、高市氏194票(国会議員票173、地方票21)、石破氏215票(国会議員票189、地方票26)で、石破氏が新たな総裁に選出された。

総裁選が始まった当初は小泉進次郎氏が優勢と思われましたが、その後、失速。投票直前で麻生氏が高市氏支持を表明したこともあり、事前の予想より高市氏が伸びたのは間違いないでしょうね。

 ただ、麻生氏が露骨に支持を表明したことで、“反麻生派” が一気に石破氏に流れたということではないでしょうか」(政治担当記者)

 石破氏は、10月1日召集の臨時国会で第102代首相に選ばれることになる。

「この日本国を、もう一度みんなが笑顔で暮らせる、安全で安心な国にするため、石破茂、全身全霊を尽くしてまいります」

 と話した石破氏だが、気になるのは、今後ファーストレディとして “日本の顔” として活動する夫人のことだ。

「石破氏の夫人である佳子さんは、地元の会合などは、石破氏に代わってマメに出席して、明るい性格から評判もすごくいい人物です。

 しかし、元来は、表舞台に出るより、裏から目立たず夫を支えるタイプ。パーティーや街頭演説などでは、石破氏とツーショットであいさつなどをしますが、ファーストレディになることに不安やためらいはあると思います」(自民党関係者)

 石破氏と佳子さんは、慶應義塾大学法学部の同級生。2人を知る大学時代の同級生は、かつて本誌の取材にこう証言している。

「彼女はものすごい美人で人気者。モテましたよ。一方の石破はモテなかった(笑)。佳子さんは卒業後、商社の丸紅に就職しています。

 石破が銀行員時代、父親で参院議員の二朗氏が亡くなったんですが、そのとき佳子さんが弔電を送ったんです。石破がそのお礼をしてから、2人のつき合いが始まりました」

 今後は “石破首相” とともに各国首脳との会合などに出席することになる佳子夫人。爽やかな笑顔で、首相より “モテる” のは間違いなさそうだ。