キムタクの新作映画に山下達郎の楽曲が使用されることになった

 9月26日、歌手の山下達郎が書き下ろした新曲が、キムタクの新作映画の主題歌になることが発表された。

「12月30日に公開される、木村拓哉さんが主演する映画『グランメゾン・パリ』に、山下の新曲『Sante』が楽曲提供されます。このタイトルは、フランス語で『乾杯』を意味するものだといいます。

 山下さんのドラマや映画への楽曲提供は2年ぶりということで、今回は主題歌でも挿入歌でもない『応援歌』という独特の位置づけだそうです。山下さんは、同映画の前日譚となるドラマ『グランメゾン・東京』の主題歌も担当していましたから、それに引き続いての楽曲提供です」(芸能担当記者)

 宣伝に使用される“応援歌”とは、あまりイメージがつかないが……。まさに今、この新曲が物議をかもしているのだ。

 山下といえば、2023年7月、ジャニーズの性加害問題が社会的に争点となっている時期に、ラジオ番組『山下達郎のサンデー・ソングブック』(TOKYO FM・JFN系列)で、故・ジャニ―喜多川氏を擁護する内容の発言をして炎上したことが記憶に新しい。

「当時、山下さんの所属事務所であるスマイルカンパニー所属の音楽家・松尾潔さんが『メディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由で事務所解雇になった』とXで発表したのです。ここから『事務所総出でジャニーズに忖度している』と主にネット上で騒ぎになり、山下さんがラジオで話をすることになったんですが……これが火に油を注いだ形になりました」(同前)

 番組で山下はジャニーズへの忖度を否定。ジャニー喜多川氏には“尊敬の念”を示し、性加害については知らないとした。そして、こう締めくくったのだ。

「『忖度』あるいは『長いものに巻かれている』と、そのように解釈されるのであれば、それでも構いません。きっと、そういう方々には、私の音楽は不要でしょう」

 いまだにこの発言はファンの間でくすぶり続けている。そして今回、旧ジャニーズ事務所の筆頭格と目される木村拓哉の主演映画への楽曲提供にXでは多くの人が反応した。

《ジャニー喜多川氏から頂いた「ご縁」の賜物。主題歌でも挿入歌でもなく「応援歌」の位置付け?作品自体には必要ない楽曲?ジャニーズが今、改めて山下達郎に求めた「踏み絵」なのか》

山下達郎とジャニーズかよ》

《ジャニーズ性加害を知らんぷりして、問題意識を持つ方には曲を聞かなくて良いと言う旨の発現して、撤回もしてないと思うけど #山下達郎主題歌にする#グランメゾン東京 大丈夫なの?》

《やっぱり応援し続けるのね…》

 木村をはじめとする「旧ジャニ勢」が山下と絡むたびに、この話題はついて回るかもしれない。