退社する新実彰平アナ

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 関西テレビ(カンテレ、大阪市)は27日、新実彰平アナウンサーが10月1日をもって退社すると発表した。

 新実アナは2012年に関西テレビに入社。17〜23年に夕方のニュース帯番組「報道ランナー」でキャスターに抜てきされ、注目を集めた。昨年10月からは「旬感LIVE とれたてっ!」で情報プレゼンターを担当し、26日をもって番組を卒業したばかりだった。退社後は別企業には所属せず、個人として活動するという。

 新実アナは「このたび、12年半勤めた関西テレビを退社することとなりました。昨年の日本シリーズ(第7戦)実況や、海外での取材、そして6年間のキャスター業と、ここでしか得られないたくさんの経験を与えてくれた関西テレビ、そして共に現場で汗をかいた仲間の皆さんには、感謝の思いでいっぱいです」と関係者に対してコメント。

 視聴者に向けては「道中、決して楽なことばかりではありませんでしたが、視聴者の皆さんが今日もテレビの前で待っていてくださる、そのことが何よりの心の支えでした。本当にありがとうございました。今後はテレビ・メディアとは別の手段を通じて、より良い社会を築くための一助となれるよう、引き続き精進してまいります。これからも、どうぞよろしくお願いいたします」と感謝した。

 新実アナは京都大学出身。小学4年から大学まで野球一筋で、京大野球部の4年時には関西学生連盟の首位打者、ベストナイン(捕手)を獲得した。京大出身者初のプロ野球選手となったロッテの田中英祐投手=17年引退=の1年時にバッテリーを組んだ経験もある。