小泉進次郎氏が敗戦の弁「私が足りないことがあったのは事実」今後については「言及することは控えたい」

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自民党が27日午後、総裁選挙の投開票を行い、石破茂元幹事長を新しい総裁に選出した。
1回目の投票で3位となり敗れた小泉進次郎氏の一問一答は以下の通り。

こんなに堂々たる結果を積み上げてくれた党員の皆さん、そして仲間の議員の皆さん、そしてボランティア民間の皆さん、議員の秘書の皆さん、そして多くの声援、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

──石破新総裁に期待することは?
石破新総裁に置かれては、議員そして党員の皆さんの支持によって新たな新総裁に選ばれたわけですから、まさにチーム一丸となって、自民党このあとは大きな勝負がまた待っていますから、私は自分ができることをしっかりと実行してお支えしていきたいと思います。

──決選投票については?
それはここで答えることではないと思います。
新たな総裁の下で一丸となって前に進んでいく、それが一番大事なことだと思います。

──次の総裁選や再選を期したいという思いは?
今は次のことではないですね。まず、この結果を導いてくれた、支え切ってくれた仲間たち、全ての皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
これからしっかりと感謝の気持ちをお返しして、いつ選挙かっていうのは新総裁が判断することですが、遠からずその機会は来ると思います。
私としては、私のために時間を惜しまず支えてくれた仲間たちのために、どこでも行って、その皆さんが次戻ってこれるように全力を尽くしていきたいと思います。

──今回の選挙戦は最長の15日間、改めて振り返って、この期間が戦い方など何か影響があったか?
選挙・政治というのは、たらればを言ったらきりがないと思います。結果が全て。その結果において、私が足りないことがあったことは事実でしょうし、しかし、チームは最高でした。
そのチームの皆さんのおかげで、私はこうやって堂々と戦うことができました。
その感謝の思いを、これから支えてくれた皆さんにしっかりと返していきたいと思います。

──敗因は?
よく分析したいと思います。ただ、チームは最高でしたから、敗因があるとしたら、私の中で足りないものがあったと思います。よくそこは自分でも振り返り、そして仲間からもよく分析をしてもらって、この糧を次の1つ1つに生かしていきたいと思います。新総裁をしっかりと支えていきたいと思います。

──石破新総裁が誕生し、党役員や閣僚等々起用の打診をされた場合に今の考えは?
今、そこは全く考えていません。総裁が決めることですから。

──これから党で自身が果たしていかなければいけない役割についてどう感じている?
まずは結果が出たわけですから、新たな総裁のもとで自分ができることを全力でやる。まずはそこに尽きると思います。

──今回の総裁選で得たもの、気づいた点は?
得たものは間違いなく仲間ですね。そして、これだけ多くの方に支えていただいて、改めて政治とは1人ではできないなと、仲間がいてこそだなと、そういったことを痛感しています。
その他、いろいろと思い返せば、今はまだすぐに全部を振り返ることはできないので、よく考えていきたいと思います。

──石破新総裁のもとで政治家として今後どのような活動に注力していきたい?また改めてチームワーク、政治家、小泉進次郎としてどのような活動をして、どのような国づくりに邁進していきたい?
この総裁選期間中は、まさに自分が総理・総裁になったらということでしたけども、今日からは新たな総裁のもとで自分が何ができるか、そこを考えたいと思います。
そして、支えてくれた仲間たち、その方々のために何ができるかを考えること、それがまず最優先だと思います。

──父・小泉純一郎氏も過去には総裁選で敗北したこともあったが、進次郎氏も再び総裁選にチャレンジする思いはあるか?
今回ものすごく思いを持ちながら、仲間も様々なリスクを取って私のために働いてくれてましたから、私は今回、何としてでも勝ちたい、そのことが恩返しだと、そういった思いに加えて何度も申し上げていましたが、立候補の決意を固めるに至った背景というのは、今の自民党を変えなければ、そして今の政治の政策の進め方、強度、スピードを圧倒的に上げていかなければ次の時代に間に合わない、こういった思いでした。その思いは変わりません。
1回目だめだったから次があるとか、そういった思いではなくて、目の前のことを全力でやる。その結果を受け止めて、また次に向かって進んでいく。今から次に向けて言及することは控えたいと思います。