人気アイドルグループの元メンバーで、セクシー女優デビューした石田佳蓮さん

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地上波バラエティ番組、グラビア、写真集、舞台、映画など、多彩な才能を発揮して活躍していた、あのアイドルグループメンバーが新たな業界に進出を果たした。
その名は「石田佳蓮」。

芸能界を引退後、一度は社会人として働いていた彼女だったが、ある目標を掲げて再び公の舞台に復帰。インタビューでは子ども時代からアイドル時代、そして今後の目標までをたっぷりと聞き、これまで語られることのなかったプライベートにも深く迫った。セクシー女優としての道を選んだ彼女の覚悟を確かめよ!

アイドル時代と同じ“本名”の「石田佳蓮」でセクシー女優デビュー

--アイドル時代と変わらない名前でデビューしたのは、自分の名前に誇りや思い入れがあるからですか?

石田佳蓮(以下、石田):自分の名前が好きということもありますし、アイドルの時も、モデルの時も、すべてを含めて「石田佳蓮」だと思っています。だから、新しい業界という道に進むからといって、「石田佳蓮」ではないとはしたくなくて、アイドルもモデルもセクシー女優も、全部「石田佳蓮」としてやりたいというのが、私の価値観であり、生き方なんです。セクシー女優になったからといって、別の名前に変えるということは考えていませんでした。

--素晴らしい考えです。プロデューサーや事務所から、「KAREN」や「カレン」など、表記を変える提案はありませんでしたか?

石田:少し名前を変えたほうがいいんじゃないかという意見があったかもしれませんが、私にとっては本名なので、そこにこだわりがありました。例えば、芸能界で使っていた芸名をそのまま使うと、しがらみがあるかもしれませんが、「石田佳蓮」は私の本名であり、自分の名前なので大切にしたいと思っているんです。例え一文字でも表記が違うと、違和感を感じてしまうんです。

--確かに「本名を変えてデビューしろ」とは誰も言えません。

石田:子どもの頃は、名前の「蓮」という字の「しんにょう」が、うまく書けなかったので、その点だけ少し苦手だったのですが、全ての文字に愛着がありました。それに名前の終わりが「ん」で終わるので、あだ名がつけにくく、アイドルの現場でも「どう呼ばれているの?」と聞かれても、結局「佳蓮は佳蓮だよな」という感じでした。アイドル時代にはキャッチーな呼び名があったほうがいいのかなとも思ったんですが、名前の由来の、蓮(ハス)は泥の中で咲く花なので、どんな環境でも輝いていられるようにという願いが込められており、特別な想いがあるんです。

--いままさに蓮の花のように美しいです。

石田:それに「石」という字は、石に文字を刻む言葉に近い意味が込められている強い意志を感じて、それも私が大切にしている部分なんです。だからこそ名前を変えたり、カタカナやひらがなにアレンジすることは考えませんでした。セクシー女優として活動するにあたり、私はどんな変化があっても、本名のままでやりたいと思っているんです。それが私の気持ちであり、これまで自分らしさを大切に生きてきたので、これからもそう生きていきます。

◆活発だった幼少期

--かなり強い意志があるんですね。ところで、子どもの頃は何になりたかったですか?

石田:子どもの頃から、何かになりたい、何者かになりたいという気持ちは特になかったんです。でも、周りの人たちは「〇〇になりたい」という夢を持っていたので、自分も何か夢を持たなきゃいけないんだろうとは思っていました。ただ、振り返ってみて、正直な気持ち、特に何かになりたいという強い願望はなかったんです。子どもの頃に夢を書く機会がありましたが、その時もただ気分で書いただけなんです(笑)。だから、実際に何を書いたのか、いまは全く覚えていないんです。