ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:Getty Images】

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チームも上り調子「今夜が典型例」

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地パドレス戦に「1番・指名打者」で先発出場した。7回に決勝タイムリーを放ち、チームは7-2で快勝。3年連続22度目の地区優勝に貢献した。5打数3安打1打点の活躍に試合後、大谷と1、2番コンビを組んできたムーキー・ベッツ外野手は「いつでも大仕事をやってのけてくれる」と最敬礼だ。

 大谷はエンゼルスでの6年間では、一度もポストシーズン進出がなかった。未知の領域に挑むこの先への期待を問われたベッツは「とてもスペシャルなことだ」と楽しそう。どんな活躍をするかについては「知るすべはないけど、この3連戦や今季全体を見れば、活躍を期待してしまうよね。それも、彼だけでは成し得ないこと。我々みんなの助けが必要だ。俺らはサポートするよ」とチームの空気感を代弁した。

 大谷はこの試合、2-2と同点の7回1死一、二塁で4度目の打席に立ち、左腕スコットからしぶとく右前へゴロで抜ける適時打を放った。一塁に向かって走り出すと何事か叫び、右翼手の失策で二塁に到達するとベンチを鼓舞するかのように両手を突き上げた。8回には左中間へポトリと落ちる二塁打。シーズン400塁打という節目にも到達した。

 チームの総力を結集したかのような逆転勝利。チームの状態が上がっていることについてベッツは「特別だ。お互いに信頼し合っているし、今夜がその典型的な例だったね」と手ごたえをを感じているようだ。

「今夜は(パドレス先発の)マスグローブ相手に負けていた。良いことが起きるようにお互いを信じていた。そこからは、ショウヘイが打席に立てばいつでも、大仕事をやってのけてくれる感じだね」。今後の大谷は何を見せてくれるのか。期待は高まるばかりだ。

(THE ANSWER編集部)