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『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(2002)でアルバス・ダンブルドア役を演じた故リチャード・ハリスの息子で、自身も俳優であるジャレッド・ハリスは、現在企画中のドラマ版『ハリー・ポッター』に関心がないようだ。英のインタビューにて明かしている。

2002年にホジキンリンパ腫でこの世を去った父親と同じく、舞台俳優としてキャリアを重ねたジャレッドは、映画では『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008)や『リンカーン』(2012)、テレビでは「マッドメン」「チェルノブイリ ―CHERNOBYL―」(2019)などで活躍している。

もっともジャレッドは、米HBOが製作しているドラマ版『ハリー・ポッター』で父と同じダンブルドア役を演じることへの興味を問われると「いいえ、結構です」と即答。関心がないことを隠さなかった。

インタビュアーが「楽しそうなアイデアだと思いますが」と食い下がるも、「どうして?と思うほどですよ。理解できません。映画は素晴らしかった。放っておきましょうよ」と顔をしかめるジャレッド。一方、「それぞれの本(原作)について、10エピソードある1シリーズを作るそうですよ」と説明されると、「それぞれの本で?語るべき物語はたくさんありますものね」と応じた。

ドラマ版は映画と同様、J.K.ローリングの原作小説7巻を順に映像化する計画で、撮影は2025年から2026年にかけてイギリスで行われる予定。米ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのデヴィッド・ザスラフCEOによれば2026年の配信を目指しているとのこと。先日、ハリー・ポッターとロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーを演じるキャストの公募もされたばかりだ。

ちなみに、映画版でシリウス・ブラック役を演じたゲイリー・オールドマンは、シリウス役の再演についてオファーされたことはないものの、「数年後には、もしかしたら僕がダンブルドアを演じられるかも」と冗談交じりにしたことがあった。脇を固める大人たちのキャスティングにも注目が集まることになりそうだ。

なおリチャード・ハリスの没後、映画第3作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004)からは故マイケル・ガンボンがダンブルドア役を引き継いでいる。

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