Fワードも飛び出た魂の咆哮! 大谷翔平、歴史的400塁打と得点圏打率.909の異次元成績で掴んだ“待望のタイトル”

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逆転タイムリーを放って叫ぶ大谷。(C)Getty Images

 ついに“タイトル”を掴んだ。

 現地時間9月26日、大谷翔平は本拠地で行われたパドレス戦に「1番・DH」で先発出場。同点となった7回裏に右前打で勝ち越しタイムリーを放つなど、5打数3安打、1打点と出色のパフォーマンスを披露。ドジャースも7-2で宿敵を退け、3年連続のナショナル・リーグ西地区の優勝を確定。大谷はメジャー移籍7年目にして初のチームタイトルを獲得した。

【動画】得点圏で勝負強さ発揮!大谷翔平が右前へ勝ち越し打を放つシーン

 自らの記録的な一打で勝利を引き寄せた。同点となった7回裏1死一、二塁の絶好機で打席に入った大谷は外角高めのスライダーを強振。引っ張った痛烈な打球が外野に転がり、相手の連携ミスの間に二塁まで進塁した背番号17は、塁上でFワードを叫びながらチームを鼓舞。またしても感情を爆発させた。

 8回裏には松井裕樹から二塁打を放った大谷は、メジャーでは23年ぶりとなるシーズン400塁打を達成。まさに記録的な活躍でドジャースのタイトル獲得に貢献した。

 10年総額7億ドルのメガディールを締結して始まったドジャースでの1年目。何よりも凄まじかったのは、本人が望んだ「ヒリヒリした9月」に入ってからの集中力の高さだ。

 とりわけ2位パドレスとのゲーム差が縮まり始めた直近7試合では、打率.690、5本塁打、16打点、7盗塁、長打率1.379の驚異的なスタッツを記録。得点圏でも直近11打席で10安打(打率.909)という圧巻の勝負強さを発揮した。

 無論、“常勝軍団”ドジャースが目指す目標は4年ぶりのワールドチャンピオンだ。熾烈な戦いが続く中で、初のポストシーズンに挑む大谷がどのような活躍を見せるかは興味深い。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]