決勝打を放った大谷翔平

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○ ドジャース 7−2 パドレス ●

<現地時間9月26日 ドジャー・スタジアム>

 ロサンゼルス・ドジャースが同地区2位パドレスとの首位攻防戦に逆転勝利。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」でフル出場。決勝適時打を放ってチームを3年連続の地区優勝に導いた。

 勝利すれば地区優勝決定のドジャースは先発ウォーカー・ビューラーが5回表、一死二、三塁のピンチを招いて1番アラエスの内野ゴロの間に失点。この3連戦で初めて先制を許すと、続く6回表には2番手エバン・フィリップスが追加点を与え、2点を追う展開となった。

 それでも7回裏、パドレス先発マスグローブからウィル・スミスがバックスクリーンへ20号同点2ラン。値千金の一発で試合を振り出しに戻すと、さらに2番手左腕スコットから代打キケ・ヘルナンデスの安打、捕手の打撃妨害で一死一、二塁の好機を作り、大谷の第4打席を迎えた。

 過去8打数無安打の左腕に対峙した大谷はカウント1-0から外角高めのスライダーを引っ張ると、しぶとく一二塁間を破って勝ち越しの右前適時打。さらに右翼手タティスJr.の悪送球が絡んで一死二、三塁とし、ムーキー・ベッツが2点適時打で続き、この回一挙5得点で逆転に成功した。

 ドジャースは8回裏、アンディ・パヘスの12号2ランで5点リードに拡大。最終回をマイケル・コペックが締め、ナショナル・リーグ西地区3連覇を達成。開幕から地区首位を守り抜き、直近12年で11度目となる地区王者に輝いた。

 大谷は前日の試合に続いて決勝打を放ち、MLB7年目にして悲願の地区優勝を掴んだ。8回裏の第5打席では松井裕樹から二塁打を記録し、MLB23年ぶりのシーズン400塁打に到達。この試合5打数3安打、1打点の活躍で、今季成績は打率.305、53本塁打、126打点、56盗塁、OPS1.030となっている。

 なお、大一番を制したドジャースは勝率リーグ2位以上が確定。12年連続となるポストシーズンは日本時間10月6日、本拠地ロサンゼルスでのディビジョンシリーズから開幕。短縮シーズンの2020年以来、162試合制では1988年以来となるワールドシリーズ制覇を目指す。