【MLB】ドジャース 7−2 パドレス(9月26日・日本時間27日/ロサンゼルス)

【映像】大谷、優勝を決めるタイムリーで吠えた!

 ドジャースの大谷翔平投手がパドレス戦に「1番・DH」でスタメン出場。同点で迎えた7回に勝ち越しタイムリーを放ち、これが決勝点に。この日は本塁打、盗塁はなかったものの2試合連続タイムリーを含む5打数3安打。ドジャースはパドレスに7−2で逆転勝利を収め、ナ・リーグ西地区で3年連続となる優勝を果たした。

 パドレスとの直接対決第2戦で2本のタイムリーを放って勝利に貢献した大谷は、勝てばナ・リーグ西地区優勝を決める第3戦も好調を維持したままバッターボックスに立った。

 1回の第1打席は、ジョー・マスグローブと対戦すると、カウント1−2からの4球目、94.8マイル(152.5キロ)のストレートを強振。センターへ抜けるライナーと思われたが“大谷シフト”を敷いていたショートが正面でキャッチして凡退した。

 第2打席は3回裏、2死走者なしの場面で迎えた。初球ファール、2球目もストライクで追い込まれると、3球目、83.2マイル(133.8キロ)のカーブを引っかけてファーストゴロ。この打席は変化球攻めに屈した。

 第3打席は6回裏、先頭で打席に立つと、マスグローブと3回目の対戦。カウント1−1からの3球目、前の打席で討ち取られたカーブを強打すると、打球速度102.8マイル(165.4キロ)のライト前ヒットとなった。

 第4打席は7回裏、1死一、二塁の場面で登場すると、カウント1−0からの2球目のスライダーを捉え、ライト前へ運び、勝ち越しの一打となった。さらに8回裏、2死走者なしの場面で第5打席を迎えると、レフトへのツーベースを放った。この結果、メジャーリーグ史上、23年ぶりとなる400塁打に到達。この日はドジャース球団タイ記録の131得点と併せて、またしてもメモリアルな記録を打ち立てた。

 地区優勝をかけた第3戦、序盤は両チームともランナーを出しながらもスコアが生まれない投手戦の様相を呈した。4回までスコアボードに「0」が並んで迎えた5回、ようやく試合が動く。

 パドレスが1死二、三塁の場面、大谷とナ・リーグ首位打者を争うアラエスが内野ゴロの間に走者が生還し、この試合で初めての得点が生まれた。さらにパドレスは6回にも1死二、三塁の場面で犠牲フライを放って追加点を挙げ2点を先行した。

 追いかけるドジャースは7回裏にウィル・スミスが同点2ランを放って、一打で試合を振り出しに戻した。さらに大谷の一打で勝ち越すと、直後にベッツにもタイムリーが生まれ大量5得点で逆転に成功。さらに8回裏にはアンディ・パヘスの2ランが飛び出し、リードを広げることに成功した。

 1点を争う序盤から一転、ビッグイニングをつくったドジャースがリードして試合は7−2で終了。ドジャースが3年連続の地区優勝を決めるとともに、大谷にとってもメジャーリーグ挑戦7年目で初めての歓喜の瞬間となった。

 なお、イチロー氏が盗塁王を獲得した2001年の56盗塁を超える「57」への期待がかかったものの、この日はホームラン、盗塁はなく「53-56」からの記録更新はおあずけとなった。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)