◆米大リーグ ドジャース―パドレス(26日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、本拠地・パドレス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、同点の7回1死一、二塁の4打席目に、勝ち越しの右前適時打を放った。雄たけびを上げた大谷はベンチに向かって両手を挙げて喜びを見せた。

 大谷の適時打で3―2と勝ち越し。なお二、三塁でベッツが右前適時で続き、5―2と突き放した。押せ押せムードで盛り上がる中、フリーマンの打席でファンの悲鳴があがった。二ゴロで一塁への送球が本塁側にそれ、一塁手のタッチを交わしながら一塁に走り込んだ。だがその際に右足首をひねった模様で、もんどりうって転倒した。

 二塁ベース上のベッツはぼう然とした表情。痛みをこらえベンチに下がるフリーマンに、ドジャースファンは「フレディ!フレディ!」とコールして励ました。

 負傷の程度次第では、プレーオフ、悲願のワールドシリーズ制覇へ向かうドジャースにとって大きすぎる痛手となる。