三宅アナ

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 フジテレビの「めざましテレビ」(月〜金曜午前5時25分)のメインキャスターを約12年半にわたって務めてきた三宅正治アナウンサー(61)が27日、同番組の最終出演を終えて卒業した。「めざましの父」と共演者らから慕われていた。

 プロ野球中継などスポーツ実況でおなじみだった三宅アナ。2012年春から「めざまし」の担当に。「スポーツしかやってこなかった僕が情報番組のメインキャスターをやらせてもらって、最初はたぶん皆さんも『どうなんだろう。大丈夫なのかな』というふうに思われたかと思いますが、12年半、メインキャスターを務めあげることができました。これは何といっても皆さんが見てくださったからです。12年半、本当にありがとうございます」と語った。

 これに共演の井上清華アナは「どんな時でも三宅さんがいれば大丈夫という安心感、そして毎日来たら楽しいって思える温かい環境…」と話したところで声を詰まらせた。泣き顔になって「三宅さんと一緒にいられたことは私たちの一生の財産です」と何とか言い切った。

 最後にくす玉が割られると、後任キャスターの伊藤利尋アナも姿を見せて花束を贈った。三宅アナは「ただただ、今はこの仕事を全うできた安堵感でいっぱいです」と満足感をにじませていた。