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 ◇セ・リーグ ヤクルト6−4広島(2024年9月26日 マツダ)

 絶好調の「村神様」がまた球団史に名を刻んだ。ヤクルト・村上が初回2死一塁、甘く入ったツーシームを豪快にバックスクリーンへ運んだ。「しっかり自分のポイントで打つことができた」。3連勝に導く33号2ラン。リーグトップを独走中だが、これでソフトバンク・山川にも並んだ。

 快音が止まらない。9月に入り10本目。月間2桁本塁打は通算5度目で、バレンティンの4度を抜いて球団最多となった。通算224本塁打は球団歴代5位タイで、左打者では杉浦享に並ぶ球団最多タイと偉大な先輩に肩を並べた。21日にCS進出の可能性が完全消滅したが、村上のモチベーションは高い。

 「最後までケガなく野球ができたことに感謝して、終わった時にプラスアルファでタイトルがプラスになれば」。本塁打&打点の2冠に向けてラストスパート中で、9月は本塁打を放った試合のチーム成績は6勝3敗。4番として最後まで勝利にこだわりながら、最終的に個人の勲章も手に入れる。(重光 晋太郎)