【阪神・岡田監督語録】巨人に左右される毎日は「全然、複雑ちゃうよ。負けるの待ってるよ」
阪神・岡田監督が26日、甲子園での練習後に取材対応した。報道陣とのやりとりは以下の通り。
―きのう(25日)の巨人―DeNAは全部見たか?
「見たよ。木浪を思い出したわ。(無死満塁で戸柱が)ゲッツー打ちよるから」
―残りはどの試合もああいう接戦になる。
「そうなるやろ。だって広島にしても、DeNAにしても、クライマックスがかかっとるからな」
―ロースコアに。
「そんなん、打てる球けえへんって。昨日(25日)も言ったけど。この時期でボロボロのゲームなんて、なれへんよ。絶対抑えたろって思って投げてるわけやからな。先発なんかな。先発にかかっとるわけやから、結局は。序盤に点を取られてしまったらなあ」
―ずっと言っているように、やっぱり最後は投手。
「そらピッチャーよ。ピッチャーが点取られへんかったら、なんとかゲームになるからな」
―守備走塁も大切になるか。
「チャンスが少なくなるからな、結局は。まあ、タイムリーエラーとかな、そういうのがめっちゃ大きくなってくるよ。これからはな」
―25日の巨人―DeNAの唯一の得点も昨日、監督が言ったような状況バッティングだった。
「おーん。なあ、セカンドゴロやな、キーは(笑い)。そういうことやろ」
―村上が中継ぎに?
「明日からベンチに入れるよ」
―安藤コーチと話していたのはその確認か。
「うん、まあ。だから、DeNAの2戦目があるからな。そこでも投げられるし。絶対に(中継ぎで)使うわけじゃないからな、もしも何かあったときのな」
―先発にかかっているという意味では、中5日をせずにここまで来られたのは大きい。
「そら枚数がおるからやろ」
―最終盤になれば、そこがプラスに。
「それがどうなるかやろな。今、聞いたら中5日で東が先に来るみたいやけど。(本来は)吉野、東やろ、順番は。こっちは中6で才木やから、ええ勝負するんちゃう(笑い)。ええとか悪いとかじゃないもんな。きっちり万全で投げさせた方が準備的にはええよな。中6(日)でやってたのを中5(日)にするっていうのは、やっぱりリズムっていうかな、そういうのが違ってくると思うし」
―中5日できてくれる方がいいか?
「中4(グリフィン)打てへんかったやん(笑い)。中4とかやったら、あないして5回までとかになるからな。後ろのブルペン陣に負担がかかるしな。まあ、あれは次の日にゲームがなかったから、それでやったと思うけど」
―村上がいることで他のピッチャーを使いやすくなる。
「いやそら、なるなる。延長になったらそら当然な、(勝ちパターンの投手を)つぎ込めるのはつぎ込めるよな。(村上は)イニングを投げれるからな」
―才木はチームとしても個人としても東との対戦が大事になる。
「東はもう何もないやろ?このまえ負けたから。勝率はあかんやろ。才木は並ぶ可能性があるからな、菅野と。菅野は3(敗)になったやろ、このまえ、負けになったから。東はないやろ」
―東もあと2回投げたら。
「最多勝はあるんか。けど、勝率はあかんやろ、もう。(阪神2連戦の)先に投げたら、もう1回投げられるんか、東は。最後に投げたら、最終戦に行けるんか。あの台風のあれ余分やったな、(DeNA―中日の)3試合の休みのう」
―村上は中でもやっていた。
「うん。もうここまで来たらそんなん、できる、できんの問題じゃないぞ。できなしゃあない」
―相手次第で状況が日々変わるが星勘定するようなことはない。
「星勘定じゃないわ、相手が勝つか負けるかを待ってるだけの状況や、今は。今日はBSで放送があって良かったわ。BSやったら見られるやろ、広島で」
―どういう心境で見ている。少し複雑か。
「全然複雑ちゃうよ、(巨人が)負けるの待ってるよ。それだけや。そらしゃあない、勝負の世界やからな。勝ち負けがつくんやから」
―明日(27日)は大竹にしっかり投げてもらうだけ。
「おう。まあ、アイツなんか特によく分かってるよ。ソフトバンクとしたいらしいから」
(去り際に自ら切り出し)
「(巨人―DeNAを観戦するために)今日はまたはよメシ食わなあかんな」