8回、選手交代を告げる今江監督(撮影・中島達哉)

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 「日本ハム2−1楽天」(26日、エスコンフィールド)

 楽天はロースコアの接戦をものにできず連勝ストップ。3位浮上を逃した。今江敏晃監督は「一、二回ですよね。あそこで点を取れていたらよかったんですけど」と振り返った。

 序盤でたたみかけられなかった。初回、浅村の適時打で先制も、1点止まり。二回は連打と犠打で1死二、三塁の絶好機を作ったが、一本が出なかった。三回以降は、日本ハム・伊藤が完全に立ち直りゼロ行進。「最多勝投手なので簡単には点は取れないし、強気で押してくるので、流れ的にもだんだん行ってしまった」と悔やんだ。

 徐々に試合の流れが傾く中で、先発の古謝は四回、レイエスに同点ソロを被弾。さらに六回には清宮に決勝弾を浴びた。レイエスの今季24本中、楽天戦では8本目。チームとしてもエスコンフィールドで12試合、13本のホームランを浴びた。

 指揮官は「この球場で、ホームランにかなり泣かされた。打たれるバッターに打たれてしまっている。絶対に長打を打たれていけない部分があるので、バッテリーで考えてもらわないとこういう試合になる」と語った。

 3位・ロッテも敗れたため、ゲーム差は1のままだが、逆転でのCSへ苦しい戦いは続く。指揮官は「残り試合を必死に一つ一つ戦っていくしかない」と話し、球場を後にした。