スポニチ

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 初代タイガーマスクが主催するストロングスタイルプロレスが26日、後楽園ホールで行われた。メインで“平成のテロリスト”村上和成(50)は船木誠勝(55)との初防衛戦は寝技や間接技で船木が村上を追い込んでいったが、一瞬にスキをついて、足をキャッチしてのパンチ一閃(いっせん)。PKからの片エビ固め。7分14秒で初防衛に成功した。「18年分の全てを受けきって勝つといっていたが、途中4度、心が折れそうになった。それでもアントニオ猪木さんに教えてもらった本能のまま戦い、勝利を手にしベルトを守った」とうなずいた。

 挑戦者の船木とは2006年に一度対戦が決定し、人間関係などのもつれで結局、試合が流れてしまった経緯がある。過去の因縁を精算。「船木さんだからよかった」と感謝していた。

 次期防衛戦に触れ、「きょう新しくリングに上がってきたやつがいる。会社の都合があると思うが、ぜひ戦いたい」と平成のテロリストは初参戦した新日本プロレスの永田裕志(56)を標的に定めた。永田とも因縁がある。村上は2002年12月10日に大阪でIWGPヘビー級王座に挑戦し敗れた過去がある。22年前の「大阪の借りを返さないといけない」と不敵に笑った。