敬礼ポーズを決める村上和成

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◆SSPW「ストロングスタイルプロレスVol.30」(26日、後楽園ホール)観衆1388=満員=

 初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰する「ストロングスタイルプロレス」(SSPW)が26日、後楽園ホール大会を開催した。

 メインイベントのレジェンド選手権は王者・村上和成と挑戦者・船木誠勝が対戦。息詰まる寝技の攻防となった一戦は、最後に村上がパンチからの強烈なPKを食い込ませ船木をフォールし初防衛を飾った。

 試合後、マイクを持った村上は「キツかったです」と激闘を振り返り「今後もプロレスの王者としてこのリングに立ち続けます」と誓った。

 バックステージでは「あの短い時間でしたが4度ほど心折れそうになりました」と吐露し「しかし、己に勝つというテーマを貫いて僕に勝利が傾いた。実際は9割以上押されていたと思います」と苦闘を振り返った。

 さらに、戦前は「日々、弱い自分と闘うのに必死でした。猛練習をしすぎてオーバーワークでした。ただ、船木さんがいなければ追い込めなかった」と秘話を披露し、今後の防衛戦に「たまたま今日、このリングになんでかの拍子で下りてきたあの男。アイツが良しというのか?会社が良しというのか分からないけど、この男、勝負したいね」と敬礼ポーズを繰り出し、この日、SSPW初参戦を果たした新日本プロレスの永田裕志を指名した。

 ◆9・26後楽園大会全成績

 ▼レジェンド選手権 60分1本勝負

○王者・村上和成(7分14秒、PK→エビ固め)挑戦者・船木誠勝●

 ▼ダブルメインイベント SSPW認定女子タッグ選手権 60分1本勝負

王者組・ジャガー横田、○藪下めぐみ(18分57秒、飛び付き腕十字固め)挑戦者組・本間多恵●、優宇

 ▼タッグマッチ 30分1本勝負

永田裕志、○スーパー・タイガー(13分13秒、牙斬)間下隼人、関根“シュレック”秀樹●

 ▼シングルマッチ 20分1本勝負

○Sareee(7分42秒、フットスタンプ→片エビ固め)ZONES●

 ▼タッグマッチ 30分1本勝負

○ダーク・ウルフ、阿部史典(10分17秒、デスバレーボム→片エビ固め)日高郁人、岩崎永遠●

 ▼シングルマッチ 20分1本勝負

△高瀬みゆき(11分11秒、両者リングアウト)尾崎妹加△