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 ◇セ・リーグ 巨人12―4DeNA(2024年9月26日 横浜)

 巨人は序盤から壮絶な打ち合いとなったDeNAとの一戦を制して連敗を阻止。4年ぶり優勝に向けたマジックナンバーを1つ減らして3とした。

 試合がなかった2位・阪神とは再び2ゲーム差。巨人は残り4試合で最短Vは28日となっている。

 初回に丸の二塁打を足場に吉川の適時打と岸田の2点適時二塁打で一挙3点先取。2回にも長野の適時打で2点を加え、さらに一走・長野と三走・岡本和の重盗が決まってもう1点もぎ取った。岡本和にとってはプロ10年目で初の本盗成功。この回の3点追加で6―0とした。

 だが、今季初の2軍調整を経て中12日での登板となった先発右腕・山崎伊が不安定。今季最短KOだった前回に続いて2回2/3で4失点KOされ、3回終了時点で6―4と壮絶な打ち合いとなった。

 しかし、ここから一気に突き放した。4回に岡本和が左翼ポール際へ27号ソロを放つと、坂本も左越え7号2ランで続いて9―4と再び5点リード。5回にも岸田の適時内野安打と門脇の2点適時打で3点を加えた。

 結局、終わってみれば岡本和が3安打1打点、岸田が3安打3打点、オコエが3安打と3人が猛打賞をマークし、39歳の長野が2安打2打点、35歳の坂本が2安打2打点、35歳の丸も2安打。先発全員となる今季最多タイの18安打で12得点を奪う圧勝だった。

 なお、DeNAはこの日の敗戦で今季優勝の可能性が完全消滅。8試合を残して26年連続のV逸が決定している。