兵庫県議会で不信任決議が可決された斎藤元彦知事が26日15時の会見で、30日付で失職した上で、出直し選挙に臨むことを発表した。

【映像】「辞めないで、屈しないで…」手紙について涙を浮かべて語る斎藤知事

 斎藤知事は、県立大学授業料の無償化など「在任3年間で県政の改革を進めてきた」と実績をアピールした上で「文書問題が発覚してから一つひとつ対応を積み重ねてきたが、結果としてこのような状況になったのは私の力不足や至らなさがあった。改めて反省したいし、県民の皆様にもお詫びしたい」と述べた。

 さらに斎藤知事は“出直し”を決めたのは「25日の朝」として背景を説明した。

 「25日の取材の後に高校生が私のところに来て、手紙を渡してくれた。お叱りの手紙かと思ったが部屋に帰って読むと『辞めないでほしい』と書かれていた。自分がやってきたことが高校生にも響いている面があり、『知事はマスコミから批判され、世間も厳しい目で見ているかもしれないが、負けないで、屈しないで、未来のために頑張ってほしい』と。こういう状況でも高校生が私に対してエールをわざわざ届けてくれたので、そこはすごくグッときた。こんな自分でも期待してくれる人がいるんだということを受け取った。選挙は大変だと思うが頑張ってみようと覚悟を決めた」
(ABEMA NEWS)