ヴァーディーと岡崎氏。2015-16シーズンにレスターで大偉業を成し遂げた。(C)Getty Images

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 昨季限りで現役を引退し、ドイツ6部のバサラ・マインツで監督を務める岡崎慎司氏が9月25日、『Dialogue w/』のオンラインイベントに出席。“元相棒”について語った。

 38歳の元日本代表FWが下部リーグの現状を説明するなか、話題として触れたのが、レスター時代のチームメイトで、共に奇跡のプレミアリーグ制覇を果たしたジェイミー・ヴァーディーだ。

 岡崎氏の1歳下で、今もレスターでエースを担うヴァーディーは、長い下積みを経験。非エリートとして、プレミアリーグより数段下のカテゴリーから這い上がり、サッカー史に名を残すストライカーに成長した経緯がある。
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 岡崎氏は“下部リーグの星”とも言える元チームメイトの凄さを問われると、「フィジカルやテクニックじゃなくて、何が一番差があるかって言ったら、頭の良さ。考えられる能力、判断力」と回答。そのうえで、動き出しの部分に関して、具体的にこう伝えた。

「僕だったら前の動きを多めにして、オフサイドラインぎりぎりでないと駆け引きで勝てないけど、彼はあんまり前の動きをしないで、止まっているところからめちゃくちゃ早いスピードに変えられるんで、それを見て『そっか、人によって違うんだ』と。自分だったら前の動きを多くするけど、彼だったら確かに全く無の状態からスタートした方が勝てるなとかはすごい感じましたね。なので、頭が良いというのは本当に思いました」

 レスターは最短の1年でプレミアリーグに復帰し、今季から再び最高峰の舞台で戦う。円熟味を増すヴァーディーは、新たな伝説を作れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部