米NY市長、起訴へ 違法献金調査に関連か

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[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米ニューヨーク(NY)市のアダムズ市長(民主党)は25日、自身が連邦法違反で起訴される見通しだと述べた。その上で、無実を主張し市長の職にとどまる方針を示した。

ビデオ声明で「起訴された場合、自分は無実だと分かっている。NY市民が真実を知ることができるよう、即時裁判を要求するつもりだ」と述べた。起訴は、アダムズ氏の信用失墜を狙った「リークやうわさ」に基づくと指摘した。民主党内から辞任要求が出る中「この街を率いるために私は選ばれた」とし職務を遂行する意向を示した。

これに先立ち米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、アダムズ市長が起訴されたと報じた。訴因は26日に明らかになる公算。他のメディアは、連邦大陪審がアダムス氏を起訴したと報じた。

連邦捜査局(FBI)は昨年11月、アダムズ氏の電子機器を捜索した。当時、NYTは、2021年の市長選でアダムズ氏がトルコ政府などからの違法な献金を受けた疑いで調査していると報じていた。

起訴されれば、現職NY市長としては初めてとなる。