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ディズニーは、2024年夏の最大ヒット作の一つとなったマーベル・スタジオ作品『&ウルヴァリン』で、ゴールデングローブ賞やアカデミー賞を狙うようだ。米が動向を伝えた。

報告によると『デッドプール&ウルヴァリン』は、オスカー前哨戦ともされるゴールデングローブ賞ほか、全米映画俳優組合賞、クリティック・チョイス・アワード、さらに本命アカデミー賞に提出される運びだという。主にコメディ部門の分野で戦うこととなり、デッドプール役のライアン・レイノルズは俳優部門の、ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンは助演男優賞のレースに加わる見込みだ。

ゴールデングローブ賞は2024年の第81回より、大ヒット映画を対象にした興行成績賞(シネマティック・ボックスオフィス・アチーブメント)が新設。諸条件と共に興行収入1億5,000万ドル以上を達成した作品を対象にした賞で、13億ドル超記録の『デッドプール&ウルヴァリン』の受賞は確実視されているようだ。同賞は昨年、『バービー』(2023)が獲得している。

ライアン・レイノルズは『デッドプール』(2016)でクリティック・チョイス・アワードのコメディ部門最優秀男優賞を獲得しているが、ゴールデングローブ受賞歴や、アカデミー賞ノミネート歴は持っていない。ヒュー・ジャックマンはこれまでゴールデングローブ賞のコメディ部門最優秀男優賞に2度輝いており、アカデミー賞へは『レ・ミゼラブル』(2012)で最優秀男優賞にノミネートされている。

アカデミー賞においてマーベル映画は視覚効果賞の常連だったが、『ブラックパンサー』(2018)ではアメコミ映画として初めて作品賞にノミネート。その続編『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)では、アンジェラ・バセットが助演女優賞にノミネートされていた。

“マーベルの救世主”として、不振が続いたマーベル映画に逆転の特大ヒットをもたらした『デッドプール&ウルヴァリン』は、賞レースでも大暴れするか。型破りヒーローの躍進に期待だ。

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