ピッチを駆け回る沼津・斎藤学(右=カメラ・里見 祐司)

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 J3で5位のアスルクラロ沼津は29日、19位のYS横浜をホームで迎え撃つ。25日は沼津市内で練習。前節(21日)の琉球戦で今季初ゴールを決めた元日本代表FW斎藤学(34)が、2戦連発へ意欲を見せた。

 値千金の一撃だった。0―1の後半32分に鈴木拳士郎、佐藤尚輝、赤塚ミカエルと一緒にピッチへ。4人で走って前線から圧力をかけ続け、同35分にゴール前での細かいパス交換から斎藤が決めた。白星には届かなかったが、連敗を4でストップ。リーグ戦の得点はJ1川崎時代の2020年以来4年ぶりで、「たくさんの人から連絡をもらいました」と振り返った。

 途中出場の4人が見せたようなエネルギッシュなプレーが、今後の戦いのカギになると見据える。「そうすれば勝ち点も稼げる。自分も点を取り続けてアピールしていく」。4位の北九州から12位の八戸までが勝ち点6差内にひしめく大混戦。YS横浜を倒して踏みとどまる。

(里見 祐司)