マレク・フルプ

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 巨人は25日、23年WBCチェコ代表のマレク・フルプ外野手(25)と育成選手契約を結ぶことで合意したと発表した。背番号は「037」。フルプは「読売ジャイアンツのような素晴らしい球団の一員になることができ、とても光栄です。日本でプロ野球選手になることが夢だったので、その夢がかなったと同時に大きなチャンスをいただいたと実感しています。WBCでプレーした東京ドームの景色を鮮明に覚えています。最高のファンの皆さんの前でプレーできる日を楽しみにしています」とコメントした。

 身長193センチ、体重100キロで走攻守3拍子そろった右の強打者。恵まれた体格とアグレッシブなプレースタイルで「チェコのジャッジ」とも称される。23年のWBC日本戦(東京D)ではロッテ・佐々木から二塁打を放って注目された。その後は米独立リーグのレイク・カントリー・ドックハウンズでプレー。今季は80試合で打率2割5分2厘、7本塁打、43打点、23盗塁を記録した。獲得発表を受けてチェコの野球協会がSNSを更新。同インスタグラムでは、東京Dをバックにフルプが日の丸の鉢巻きをした姿がアップされるなど盛り上がりを見せている。伸びしろを秘めた期待の25歳が加わることになった。