中盤でタフに戦った遠藤。(C)Getty Images

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 現地時間9月25日に開催されたカラバオカップ3回戦で、リバプールはウェストハムと本拠地アンフィールドで対戦。定位置を失い、4日前のボーンマス戦(3−0、プレミアリーグ第5節)ではベンチ外となった遠藤航が、今季開幕から7試合目にして初先発を果たした。

 開始18分、素早い攻撃からイングスにネットを揺らされるも、オフサイドに救われる。ただ、その3分後の相手CKの場面で、遠藤のクリアがチームメイトのクアンサーに当たり、自陣ゴールに入ってしまう。痛恨のオウンゴールで先制を許す。

 序盤でビハインドを負ったリバプールだが、25分にキエーザの豪快なジャンピングボレーから、最後はジョッタがヘッドで押し込み、すぐさま同点に追いつく。

 今夏にユベントスから加入後、初アシストをマークしたキエーザは、45分にはペナルティエリア右隅で左足を振り抜くも、枠を捉えきれない。

 1−1で折り返すと、49分にジョーンズの絶妙なラストパスで、再びジョッタが仕留め、リバプールが逆転に成功する。
【動画】痛恨!遠藤のクリアが仲間に当たってしまい、オウンゴール
 一気に試合を決めるべく、59分にベンチスタートの主力を投入。キエーザとジョッタに代え、サラーとマカリステルを送り込む。

 71分にはカウンター阻止を試みた遠藤が、パケタとの激しい接触で倒れ込む。右脇腹を気にしながら、メディカルスタッフを伴って一度ピッチを出るが、すぐに戻る。

 すると直後の74分、マカリステルが放ったシュートのこぼれ球をサラーが叩き込み、貴重な3点目をゲット。途中出場2人の活躍でリードを広げる。

 さらに76分には、相手MFアルバレスが2枚目のイエローカードを受け、退場となる。

 勝利が大きく近付くなか、82分に再び2枚替え。モートンとロバートソンが入り、遠藤とツィミカスが下がった。

 その後、90分と90+3分にガクポがさらに追加点を挙げ、結局5−1でタイムアップ。スロット新監督が率いるリバプールが終わってみれば大勝し、今季7戦6勝とした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部