任天堂は25日、京都府宇治市で10月2日に開業する資料館「ニンテンドーミュージアム」を報道陣に公開した。

 館内には「ファミリーコンピュータ」をはじめとする歴代のゲーム機やソフトなどを展示。実物の約12倍もある巨大なコントローラーを使って2人1組でゲームをプレーするコーナーも設けた。

 「スーパーファミコン」「NINTENDO64」の試作機を見られるほか、「ドンキーコング」など人気ソフトの画面や音声を楽しめるコーナーを設置した。ロゴ入りTシャツなどの公式グッズも販売する。

 ミュージアムは任天堂の祖業の花札やトランプを製造していた宇治小倉工場を改装して造られた。「マリオ」「ゼルダの伝説」シリーズの生みの親と呼ばれる宮本茂代表取締役フェローは、「任天堂がいろいろなエンターテインメントのコンテンツを作っていく会社だと理解してもらうきっかけになればいい」と説明した。