「ちくさんフードフェア2024」10月12〜13日に6年ぶり開催、能登牛のモモ肉丸焼きを2日間で2千人前を配布

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「ちくさんフードフェア実行委員会」(日本食肉流通センター、同センター卸売事業協同組合、同センター川崎冷蔵事業協同組合)は10月12〜13日、川崎市東扇島の同センターで「ちくさんフードフェア2024」を開催する。

「ちくさんフードフェア」は2019年から台風の影響や新型コロナのため5年間中止され、今回は6年ぶりの開催となる。また、従来は旧センター(A棟、B棟)内で開催されていたが、新センターが稼働していることから、会場は旧センター(メイン会場)後の広大な駐車場に各社・団体がテントなどを設営し試食・販売を行う。今回は、能登牛(のとうし)モモ肉丸焼きの試食を2日間で2千人前提供する。また、能登半島地震へのチャリティーも行われる。従来通り2日間で13万人の来場者を見込んでいる。

今回の目玉は、石川県能登半島の銘柄牛「能登牛」のモモ肉丸焼きコーナーでの試食。能登牛生産者は2024年1月の地震で大きな被害を受けた。今回、JA全農いしかわの協力を得て実現した。約60kgのモモ肉を骨付きのまま豪快に焼き上げて、それをスライスして無料で、2日間で2千人前を配布する予定。同時に、復興のチャリティー募金も行う。

センター内出店者の参加は13社で、食肉、食肉加工品などの販売を行う。全国味めぐりコーナー・地域物産展コーナーには21社が出店し、うち神奈川県食肉事業協同組合連合会はレトルトカレーなど、JA全農いしかわは能登牛の焼肉、岐阜県のJA飛騨ミートは飛騨牛の串焼きと飛騨牛ステーキ、川崎市食肉商業協同組合は骨付きフランクソーセージなどを販売する。

団体からは、日本畜産副産物協会(もつ煮込み)、日本食肉消費総合センター(能登牛の焼肉、食肉関連情報の展示)、日本ハム・ソーセージ工業協同組合(ウインナー、フランクフルト、ボロニア)が出店し試食などを行うほか、ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ(募金活動)、ジャパンケンネルクラブ(災害救助犬の実演)が参加する。

〈畜産日報2024年9月25日付〉