秋の乾燥肌対策には「鶏皮とねぎのプルプル美肌スープ」

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秋になると乾燥が気になってくるという方も多いですよね。そこで今回は、秋の乾燥対策におすすめの美肌レシピを『おいしい漢方365』の著者で漢方アドバイザーの久保奈穂実先生に教えていただきました。美肌はもちろん、体力低下にもおすすめです。

美肌・体力低下には鶏肉を


鶏肉は、体を温め、元気や精を補う食材の代表。体力の低下や病後、産後など、体を養いたいときにとてもおすすめです。

秋は「肺」が弱りやすく、肺と関わりの深い皮膚にも乾燥によるトラブルが起きやすくなります。

乾燥肌におすすめなのが、今回ご紹介する「鶏皮とねぎのプルプル美肌スープ」です。

薬膳の「自分の体の補いたい部分と同じ部位の食べ物をとる」という考え方に則ると、肌によいのは鶏肉でも「皮」。鶏皮は最高の美肌食材なのです。

そしてねぎは血(けつ)を巡らす活血食材。よい血を肌に届けて代謝をアップし、透明感を高めてくれます。


【レシピ】鶏皮とねぎのプルプル美肌スープ


鶏皮のよい油とねぎの甘味がじんわり染み入るコク深いスープ。乾燥した肌にもジュワッと染み入るのを感じるはず!


1. 鶏皮を刻んで鍋で炒め、水を加える。

2. たっぷりのねぎを刻んで鍋に加えて煮る。

3. 塩または鶏ガラスープの素で味を調え、ごま油をたらす。器に盛り、白ごまをちらす。

※分量は細かく気にせずでOK。ざっくりと適量で作ればおいしく作れるレシピになっているので、ぜひ作ってみてください。


肌の透明感アップには「さんま」もおすすめ!


代表的な秋の味覚、「さんま」には、血を補って巡らす効果があります。

血液をサラサラにするDHAやEPAなども多いので、栄養学的にも◎。これから寒くなってくると血の巡りが悪くなって肌がくすみやすくなるので、さんまは特におすすめですよ。

旬の季節に、ぜひ存分に味わってくださいね!


記事監修・レシピ考案:国際中医薬膳管理師 久保奈穂実

国際中医薬膳管理師。漢方アドバイザー。成城漢方たまりで年間約2000人の漢方相談・薬膳講師を行う。女子美術大学造形科卒業。芸能・音楽活動を行い、ハードな生活で身体のバランスを崩す。漢方薬に助けられた経験から興味を持ち、イスクラ中医薬研修塾にて中医学を学ぶ。SNS にて発信するやさしい養生知識や、カンタン薬膳レシピが大人気。総フォロワー約12万人。


Instagram|@naomin_yakuzenX(旧Twitter)|@naominkubo

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