ダッシュする阪神・大竹(撮影・北村雅宏)

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 阪神・大竹耕太郎投手(29)が24日、甲子園で投手練習に参加。前夜、ソフトバンクが4年ぶりにパ・リーグを制覇したことを受け、日本シリーズでの対決を熱望した。

 「自分が野球を好きになったのは2003年の阪神とホークスの日本シリーズというのがある。理想は和田さんとの投げ合い。できれば甲子園で打席に立ってみたい」

 2003年の日本シリーズの記憶は鮮明だ。「ホークスが甲子園で全敗したり、雰囲気にのまれたじゃないですけど、すごい印象がある」。応援グッズを購入するなど当時から大の和田ファンだったが「(地元の)熊本に阪神百貨店があったのでセ・リーグなら阪神。公園で野球する時はウィリアムスのスライダーの投げマネをしてた記憶がある」と懐かしんだ。

 古巣に刺激を受けつつ、前回2年連続2桁勝利をマークした左腕は次戦へ目を向ける。次回は27日・広島戦(マツダ)に先発予定。初の規定投球回まであと9回2/3に迫る中でも、一戦必勝の思いは変わらない。

 「個人成績はあとから付いてくる。自分はチームのためにプレーした方が結果がいいので。数字的なところにあまり意識はないです」。今季広島戦は3勝1敗、マツダスタジアムでは3戦3勝、防御率0・90だ。今秋の激闘再現へ、モチベーションを一段と高め、好相性のマウンドに立つ。