バルセロナがブレーメンのGK長田澪(登録名:ミオ・バックハウス)を獲得候補の1人に挙げているようだ。スペイン『エル・チリンギートTV』が伝えている。

 バルセロナでは正守護神の主将GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが右膝の膝蓋骨腱を断裂し、残りシーズンの欠場が濃厚。バルセロナBの選手を除くとトップチームGKはイニャキ・ペーニャのみとなっており、新戦力の補強が噂されている。

 同メディアによると、1月の移籍市場でアスレティック・ビルバオのスペイン代表GKウナイ・シモンとともに、長田の獲得も検討されているという。

 現在20歳の長田はドイツ人の父と日本人の母を持ち、少年時代に川崎フロンターレのアカデミーに所属。2018年にU-15日本代表に選出された経験がある。昨季はブレーメンから期限付き移籍したフォレンダム(オランダ)でシーズン最優秀GKに選ばれ、今夏もバルセロナからの関心が報じられていた。

 また、スペイン『ムンド・デポルティーボ』は、すぐにチームに組み込めるフリー選手として、レアル・マドリー時代にUEFAチャンピオンズリーグ3連覇などに貢献した元コスタリカ代表GKケイラー・ナバスの加入の可能性を指摘。今夏にパリSGを退団したナバスは母国でトレーニングを続けており、バルセロナ入りも歓迎するだろうとみられている。

 そのほか、先月に現役引退を表明したばかりの元チリ代表GKクラウディオ・ブラボ氏が電撃復帰する可能性も浮上。バルセロナでのプレー経験もある同氏は「もしバルセロナが私を望むなら、引退から復帰する準備はできている」と前向きに語っている。