会見に出席した錦織圭

写真拡大

 男子テニスの木下グループ・ジャパン・オープンは、25日に東京・有明コロシアムで開幕する。24日は同会場で会見が行われ、6年ぶりに出場する元世界ランク4位の錦織圭(34)=ユニクロ=は、「楽しみな気持ちと緊張感がある。1試合1試合を勝ち進めたらいい」と意気込みを語った。

 股関節などの度重なるけがで長期休養が続いていたが、実戦復帰し、現在は200位まで戻してきた。復帰後はトップ10から300位台と、幅広い世界ランクの選手と対戦。錦織は「100位以内は入れるな、というのは全然ある」と現在の自身の力を分析し、「まだ大事なポイントでのプレーの仕方、簡単なエラーがある。そこがなくなれば、トップ10にもワンチャン(ス)勝てたりする。焦らずゆっくりレベルアップしていきたい」と見据えた。

 1回戦では元世界3位のマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。10年前の全米オープン決勝で対戦し、近年は怪我から復帰を志す自身と同じ境遇の相手。錦織は「気持ちは入るかもしれない」と闘志を漂わせつつ、「2〜300位の人との(直近2)試合は自分が攻められていて、それが癖になって急ぐ気持ちが出ていた。マイナーチェンジではないが、落ち着いてプレーしたい」と話した。