とちぎテレビ

さまざまな理由で不登校になった子どもやその保護者の、悩み・不安に寄り添うトークイベントが、9月23日に宇都宮市で開かれました。

このイベントは「不登校は問題じゃない」をテーマに、学校で悩みや不安などがある子どもや保護者たちに、現代の多様化する教育の現状について知ってもらおうとラジオ局のCRT栃木放送が開いたものです。

トークイベントに参加したのは「尾木ママ」の愛称で知られる教育評論家の尾木直樹さん、通信制高校サポート校「成美学園グループ」の会長酒井秀光さん、そして、いじめを防ぐための活動に力を入れているフリーアナウンサーの新保友映さんの3人です。

不登校の児童・生徒は年々増え続けていて現在は全国に30万人ほどいるということです。

会場には不登校の悩みを抱えた親子連れや教育関係者などおよそ250人が集まる中、3人は「今は、学校に子どもが合わせるのではなくそれぞれの子どもに合わせた教育をするべき時代。学校に行くのがつらいのは個人の問題ではない」などと話しました。

また、実際に不登校になった人や保護者もステージに上がり、抱いていた不安や、どのようにその悩みに向き合ったかなどについて自身の経験を交えて意見を交わしていました。