完封で今季6勝目を挙げガッツポーズを決める岸(撮影・開出牧)

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 「ロッテ0−6楽天」(23日、ZOZOマリンスタジアム)

 39歳の大ベテランがチームを救った。岸孝之投手が今季2度目の完封勝利で連敗を3でストップ。3カード連続でビジターゲームが続いていたが、3安打無失点に封じ込め「移動移動で大変でしたし、なんとか長い回をと思ったら最高の形になって良かった」と振り返った。

 リズム良くアウトを積み重ねた。初回は三者凡退。四回から七回までは一人の走者も許さなかった。九回は先頭・岡に二塁打を浴びたが、後続を打ち取りゼロを並べた111球。「無駄なランナーを出さなかったのが良かった」とうなずいた。

 今江監督は「全ては岸のピッチングですね」と感服。3位・ロッテには1・5ゲーム差に迫り「今日の一戦で首の皮一枚つながったという表現をしてもおかしくない。厳しい戦いが続くのでしっかり戦っていきたい」と、気を引き締めた。