京セラドーム大阪で歓喜の瞬間に立ち会ったソフトバンク・王球団会長

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 ソフトバンクが23日のオリックス戦(京セラ)に9―4で快勝し、4年ぶりのリーグ優勝を決めた。歓喜の瞬間を見届けた王貞治球団会長(84)は「3年分の思いが重なって今年は本当に強かった」と、開幕から首位を快走したチームの戦いを称賛した。

 圧倒的Vの勝因については「選手たちがそれぞれの持ち味を十分に出してくれた。監督が若い人をどんどん使って、自信をつけさせた。それによってレギュラークラスが、うかうかしていられないという気持ちになった。チーム内の競争というところでは、3年間なかった分、出たのが良かった」と指揮官のマネジメントをたたえた。

 大目標をまずは一つ達成し、チームは日本一への戦いがこの先待っている。王会長は最後に力強く拳を握り「クライマックス、日本シリーズとある。こんなことを言うと怒られるかもしれないけど、クライマックスと日本シリーズは強いんだという思いを持っている。たぶん、選手もそういう思いがあると思う。その気になって、やる以上は日本一なんだという気持ちでやります」と、チームを鼓舞した。