立憲民主党が23日、臨時の党大会を開催し代表選挙を実施、第3代の代表には野田佳彦元総理が選ばれた。今後は野田氏が掲げていた政権交代を目指して、党の団結が求められることになる。戦いを終えて4人は、それぞれ選挙対策チームや報道陣の前でコメント。野田氏は「打倒自民党、みんなと力を合わせて頑張っていきたいと思う」と述べた。

【映像】立憲民主党・代表選(中継)

野田佳彦新代表

 「改めまして皆様の総力を挙げたご支援のおかげで新しい立憲民主党の代表に就任することができた。心から感謝申し上げたい。最初に地方議員票が開いた時には、『やっぱり創設者(枝野氏)強いな』と思った。それ以降、ここにいらっしゃるみなさまがご自身の総支部の党員サポーターをしっかりまとめていただいたことが、あの差になったんだろうと思う。その意味では、本当に一人一人に声をかけて説得をするという、この選対の特徴が大変生きた戦いではなかったか。それも最後の最後までみなさまにお声がけをずっとたゆまずやっていただいたことが、今回の勝利に結びついたと思う。もうお礼を言ってもきりがありません。これからしっかりこのご支援を胸に刻んで、打倒自民党、みんなと力を合わせて頑張っていきたいと思う。今後ますますのご支援を心からお願い申し上げます。

枝野幸男元代表

 「みなさんにせっかく応援していただいたのに結果を出すことが出来ず大変申し訳ありませんでした。ただ、私自身の気持ちはすっきりとしている。やれることを全てみなさんにやって頂いた。私自身も、やれることは最大限やらせて頂いたのではないかと思っている。結果はひとえに、私の力不足ということに尽きる。結果が出たので、来る総選挙、来年の参議院選挙、野田新代表の下でしっかりと勝ち抜いて、国民の期待に応えて、そして我々の目指す社会を作っていくために、私も一兵卒として頑張ってまいりたい。来る総選挙、参議院選挙、みなさんもその当事者として最前線で戦われることになる。客寄せパンダとしてはまだまだ役に立つかという風に思うので、みなさんの所でお役に立つことがあれば最優先で応援に回らせて頂く。是非、このみなさんに支えていただいた御恩、この総選挙と参議院選挙で返させて頂きたい」

泉健太前代表

 「悔しくないと言えばウソになりますから、本当に悔しいし、両横綱に思いっきり上手投げを打たれたなという感じがしました。まだまだ自分自身の力足らず、修行不足。四股を踏んでやり直す。(3位の結果は)とにかく政権交代に向かって、現職代表として、ある意味そのことばっかりに力を使っていた。まだまだしかし、先輩ほどの経験や実績を十分に伝えられていなかったというのはある。(今後は)僕はとにかく野田代表を支える。そして国民のみなさんが望んでいますから、政治が変わることを。おかしな政治家を退場させて新しい政治を作ることを国民が求めますから。そこには私も全力を尽くしたい。(仲間作りをしてこなかった反省点について)今あまりそういうことを言っても仕方がない。全力を尽くして、党代表としての任務をやってきたという自負はあるので、そこは何の後悔もない。(野田新代表に期待する党運営)すぐに手を打って、明日には両院総会と聞いているので、とにかく挙党一致で、総選挙態勢を完全に整えていただきたい。政策などもできる限りこれまでの蓄積を活かして頂ければありがたい。(最後に)ありがとう、悔しいなあ」

吉田はる美議員

 「やっぱりスタートが届け出1分前に、締め切り1分前にというところから雪崩の用にだーっといき、選挙戦に本当にすぐに突入して息つく暇のない17日間だったかなという風に思っている。(獲得ポイント数について)ありがたい。やっぱり私が全く知名度のない新人1期生で挑戦をし、各地域をまわりながら初めて見る人、初めて聞く人がいる中で、私にとってはとてもありがたい結果ですし、私たち選対のみんなにとっても本当に希望だと思う。(今後について)1期生ということで最初経験不足が心配されたかと思うが、この選対のチームが素晴らしかった。いろいろなそれぞれの議員の専門性っていうもので各テーマごとに、地域で地方で、討論会をやる時に、うわっとそのノウハウが出てくる。それを私も吸収して、質問をし、お互いを高めあえたと思うし、何より立憲民主党として、いろいろな違いを超えてみんながまとまれた選挙戦だったのでこれを党全体に広げていけるように思う。(野田新代表への期待は)新代表として次の総選挙を勝ち抜いて、今の自民党政権に対して、私たち立憲民主党はどういう未来をどういう社会をつくるのかということを思いっきり発信していただいて、次の総選挙絶対に政権交代、自公過半数割れというところまで持っていくそれを期待したい。(今後党内での役割は)今、選挙戦が終わったばっかりで、ちょっとそこまでは考えていないが、私にとってはこのチームのみなさまがすべてなので、また一緒にやっていければと思う」
(ABEMA NEWS)