キーのソロカムバックにより、SHINeeのファンは1ヶ月間でメンバー全員がソロとして活動を再開する珍しい光景を見られるようになった。SHINeeは今年5月24〜26日までの3日間、仁川(インチョン)インスパイア・アリーナにて単独コンサート「SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION : SHINee'S BACK]」を開催して以来、それぞれソロ活動に取り組んでいる。

今年下半期に最初に活躍を始めたのはミンホだった。彼は8月に韓国で放送がスタートしたJTBC土日ドラマ「家いっぱいの愛」に出演したことに続き、9月に開幕した「ゴドーを待ちながらを待ちながら」を通じて、演劇デビューを果たした。テミンは8月に5thミニアルバム「ETERNAL」を、オンユは9月に3rdミニアルバム「FLOW」をリリースした。

「カムバックを控えて、メンバーとどのような話をしたのか?」という質問に、キーは「僕たちは、思ったよりお互いに関心がない。ただ僕は、見てくれていると思っている。そして、男同士だから『とても良かったよ』などは言わない。会ったら『生きているんだな』と思う。ミンホはコンサートにも来てくれたので、アドバイスというよりは『本当に大変だったね』と言ってくれたら幸いに思う。その程度の交流だ」と答えた。

続いて「僕がここで話したいのは、オンユ兄さんのダンスチャレンジを僕がしたくないからしなかったわけではなく、オンユ兄さんがとても忙しかった。兄さんが空いている日は僕がダメで、僕が空いている日には兄さんがダメだった。兄さんと携帯のメッセージでもなく、DMで『兄さん、本当によくやっているね』とやり取りしたことはある。それくらいの応援はする。それ以上の関心はない」と付け加えた。

キーはこれまで「Good & Great」「Gasoline」のように、情熱的で自信に満ちた姿を見せてきた。一方では「Eighteen(End Of My World)」「Mirror, Mirror」などを通じて、年を重ねることや将来に対する不安を率直に歌ってきた。

歌手としてもタレントとしても、安定した位置にいるように見えるデビュー17年目のキー。「自分自身で考えた時、揺るがずにちゃんと進んでいると感じているか?」という質問に、彼は「『Eighteen』や『Mirror, Mirror』は、実際にすべて僕の過去に関する楽曲だ。自分の不安だった気持ちを誰も慰めてくれなかったので、僕が僕を慰めてあげたい気持ちが大きかった。幼い頃の自分が可哀想な部分もあり、慰めてあげたかった。それを題材にして、僕も幼い頃にそのようなことを考えていたことをファンの皆さんに伝えたいと思った」と語った。

キーは「僕が追求して望むことがあるとしたら、(デビュー当初の)僕は今、この歳になってもカムバックを祝ってもらったり、ここに座ってこのような話をすることを想像できなかった。この業界の仕事には平均的な寿命があったので、その頃には何をしているのだろうと漠然と考えていたけれど、僕はこのようにアルバムも出しているし、僕たちグループもまだ健在している」と話した。

続いて将来に関する質問には「これから違う未来を描くというよりは、これが自然になったことに感謝しているし、着実にアルバムを出し、疲れたら休んでもいいという気持ちで活動をしている。他の活動をしている僕より経歴の短いアーティストの方々にも、僕たちが(アルバムを)500万枚売るわけではないけれど、『それでも構わない』『やれればいい』『ファンの方々がいれば、いつでも良い結果を出せる』ということをお見せしたいと思っている」と答えた。

最後に、キーは「僕のカムバックに合わせて、記者の皆さんと話すのはとても久しぶりだ。時間を割いてくださってありがたい。いつも良いニュースだけ、笑顔を届けるニュースだけをお知らせできるようなアーティストになりたい」と挨拶した。

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